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【カウンターテナー藤岡宣男つれづれ日記】
<カウンターテナーとは?>
 女声のアルトの高さを出す男性の声のこと。あるいはアルトを歌う男性歌手のこと。 イギリスでは、昔から特に合唱音楽の領域において、女声よりも男性アルトが好まれていたため、発展して行きました。 現在では、かつてカストラート呼ばれた人々によって歌われていたオペラや宗教音楽など様々なジャンルに用いられています。
これから心に浮かんだこと、興味の湧いたことなど、思いついたままに綴ってゆきたいと思います。
2003年11月
 
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▼2003年11月30日 (日)   -- No.[24]

今日の一言:歌うことは感情開放
であると、僕は考えます。

レッスンではとんとん拍子に発声も良くなり音楽的にも注意が払える演奏になったのに、なぜか演奏会本番で、そのときの実力を発揮できない人がいました。

結局彼女のとのセッションで最終的にわかったことは、場になれて自分の居場所を確保し、精神的にラクになったときに、鍛えられてきた分だけ、ちょうどいいバランスで身体が働いてくれるようなのです。
発声にかかわるいろいろな体操をし、各部を鍛えていく中で、歌わせると、確実に良い声が出るようになって、お互い楽しい気持ちでレッスンが終われるのに、次、違う場所でレッスンをすると3歩進んで2歩下がる状態に。

結局、彼女は歌おうとするときに、心理的な構えができてしまうようなのです。歌おう、すなわち、身体がある種構えてしまう。これが20年来癖になってきているようなのです。

構えを作れないようにテンポをわざとはずして伴奏してみたり、後ろに歩かせてみたり、いきなり引いたフレーズから歌わせたり、突然、考える暇を与えずに歌わせると無理のない楽な良い声が出てきたのです。2人にとって発見でした。
かつての師匠からも「自分をさらけ出しなさい」と言われていたそうで、彼女も自分の欠点に多少気づいてはいたようですが。それを克服すべが見つからなかったようなのです。

歌うことはまさに感情開放。自分の中に少しでも何かの「構え」があればその歌声は不自然なものとなり、相手に染み渡ってゆかないのです。いくら語学に堪能であろうとも、いくら古楽の知識を持とうとも、いくら本をよんでみたところで。まず感情開放性して、声と言う表現手段を手中に収めないことには、伝える表現はできません

世の中千差万別。レッスンしていくなかで、いかに精神と身体が結びつきているのか、いかに現代人が感情開放して、まず基礎を作ることが難しいのか、そして、みんなが何を本物として目指すべきかの目標と見つけられないでいる。そんな状態を多く体験します。

それはすなわち、僕自身の歌にも大きな影響をあたえています。
実はレッスンすると、そのあと自分の歌は必ず進歩しているのです。で、いわれちゃんです「先生、おいてかないで〜」「跡追っかけてるのにペース早く先にいってしまうんだから〜」ってね


▼2003年11月29日 (土)   -- No.[23]

今日のテーマ曲:古賀政男作詞作曲「影を慕いて」
1930年(昭和5年)に当時の大スター佐藤千夜子によって歌われ、その後藤山一郎によって歌われ大ヒットした曲。古賀メロディーの原点と言われる曲です。

古賀メロディーといえば、演歌と思われるでしょう。実際そうなんですが、、、。昨今は、博士論文の題材になったり、クラシックしか許さないといわれる東京文化会館で、古賀メロディーのみのコンサートが開かれたり。いまや、本当に音楽の垣根はなくなりつつあります。

この曲は、古賀氏は生活苦から自殺未遂をし、その直後作られた曲であるといわれています。

熟年の方には懐かしく、一方、若者には逆に新鮮に聞こえるようです。

さて、海外でもクラシカルクロスオーヴァーの気風は高まっています。ずっと以前から、ヨーロッパではポップスの歌手がクラシックの名曲をアレンジして歌っていましたが、いまや、ジェシー・ノーマンミシェル・ルグランと組んでCDをだしたり、アンネ・ゾフィー・フォン・オッターもエルビス・コステロとともに全くの地声でCDを出しています。

さて日本ではどうでしょうか。僕自身は、本当の意味でのジャンルを超えたヴォーカリストとなりたいと思っています。




▼2003年11月28日 (金)   -- No.[22]

今日の一言:この世はすべて心の影
仏教では、このように言うのだそうです。この世の現実はじつは本当ではない。その人の心の反映であって、現実そのものは実はまぼろしかもしれない。真実であるのは心のみである。と。

たしかに物事はすべてその人それぞれの物の見方というフィルターをとおして存在するわけで、ということは、真実であるのは心のみということに。

心の影であるならば、その心もちをかえるだけでこの世は自分にとって変わってくるのだ、と。

あなたの見ている物と、僕の見ている物は違うかもしれない。同じものを見てもきのう見たのと今日見たのでは違うかもしれない。

真実は心のみ。


今日は第2回天山歌座公演でした。
いろいろなジャンルのパフォーマンスを集めて楽しんでもらおうという試みの第2回目。僕の弟子も出演しましたが、彼いわく、「楽しかった!」そして「帰っていくお客様がみんなニコニコなあったかい笑顔だったのが何よりもうれしかった」と。

観客の皆様が、肩がほぐれて、にんまり笑顔になって、ほんわかした気持ちになってかえっていただけることが一番の幸せです。

アンコールで歌った「逢いたくて」。歌いながらかえっていった方々がいたそうです。田原奈津代さんの作ったこの歌は、いつも必ずお客様に口ずさまれるようです。かの有名な晋友会の合唱団のかたも、「あったかいコンサートだね」とおっしゃっていたそうです。

クラシックもポピュラーもジャンルをこえて、決して、クラシックの曲も堅苦しいものでなく、心底から楽しんでもらえるコンサートに出演してゆきたいと思います。

これからクリスマスコンサートで札幌、仙台に伺いますが、気持ちよく楽しく帰っていただけるようがんばりますので、楽しみに待っててくださいね。

今日の出演の皆さんお疲れ様でした。



▼2003年11月27日 (木)   -- No.[21]

今日の一言:the show must go on
きょうはthanksgiving Day
毎年、アメリカでは11月の第4木曜日のThanksgiving Dayと、 翌日のAfter Thanksgiving Day、そして次の土日をあわせた4日間は、 ほとんどの人がお休みです。日本でたとえると正月やお盆のような感じでしょうか?

元を辿ると、17世紀初頭、イギリスの宗教革命に始まります。国王を崇めることを拒否したピューリタンがメイフラワー号で、 現在のマサチューセッツ州プリマスに上陸します。しかし、厳しい寒さと食糧不足により、春になると、102人いた彼らのうち半分以上が亡くなってしまった。 生き残ったものは、先住民であるインディアンから狩猟や農耕を学び、春と夏を必死で働きました。その結果、その年の秋には豊かな収穫を得ることができ、 助けてくれたインディアンを囲み、収穫を喜び、神に感謝するためのパーティーを3日間にわたって開いた。これが、現在のThanksgivingの始まりだそうです。

かつてすごしたミシガンのアナーバーでもまさしくこうした感謝祭を体験しました。我々留学生を招いてくれる家族もあり、七面鳥やパンプキンパイなどを食べました。なぜか七面鳥にはフルーツソースがかかっていて、 テレビでアメリカンフットボールの試合を見たりしました。 日本では、11月中旬を過ぎると街中はクリスマスムードとなりますが、 アメリカでは、このThanksgiving Dayの翌日の金曜日からが、 約1ヵ月後のクリスマスに向けてムード一色に。

たまたま思い出しました。今日は感謝祭。あなたは何に感謝しますか?



▼2003年11月26日 (水)   -- No.[20]

今日のテーマ曲:サラサーテ作曲「ツィゴイネル・ワイゼン」
来月のはじめにとある幼稚園でお母様とお子様対象の演奏会をするのですが、今日はその最初で最後の合わせでした。

芸大の講師である白井英二さんがこの曲をお弾きになる予定。いろんな方のいろんなツィゴリネル・ワイゼン。
横浜のとあるドイツレストランで聴いた、(多分ドイツ人?らしき人たちによる)ツィンバロンとビアノ場伴奏版も面白かったなあ、なんて、思い出します。心優しき紳士の白井先生によるツィゴイネル・ワイゼンも楽しみです。

あっそうそう、昨日は青山円形劇場「欲望という名の電車」の観客席に大竹しのぶさんを見つけました。小柄でかわいい方でしたよ。彼女もこの役をなさったのかな?是非観てみたい!みなさんもそう思いませんか?




▼2003年11月25日 (火)   -- No.[19]

今日の映画:欲望という名の電車
映画ではブランチを、「風とともに去りぬ」のヴィヴィアン・リーが演じていました。ヴィヴィアン・リーと若きマーロン・ブランドの演技に圧倒され、その後原作を読破。テレビ版の、アン・マーグレットによるブランチも見ました。

確かにとことん暗いこのお芝居、なんでこんなに人気があるんでしょうね。人間の奥深くをえぐりだした作者のテネシー・ウィリアムズの洞察力と表現力のゆえでしょうか。誰もの中にある、ブランチ、スタンレー、ステラ、ミッチ。

今日は、青山円形劇場で、男優によるブランチ(篠井英介さん)の「欲望という名の電車」を見てきたところです。
筋書きはもうよーく知っているにもかかわらず、何度も心を揺さぶられました。まだこの演劇を知らない方も是非ごらんになって見てください。残念ながら今回の公演は全部完売だとか。今回は再演だそうですが、また再々演を期待しています。

それにしてもこの題名のつけかたはすばらしいですね。A car named desire もう一度原作を読んでみようかなと思っています。


▼2003年11月24日 (月)   -- No.[18]

今日のテーマ曲:ヘンデル作曲歌劇セルセよりオンブラ・マイ・フ
今日は芸大の奏楽堂でつぎはぎオペラ「ヘンデルのパスティッチョ」をみました。
ヘンデルの四つのオペラを、同時代の江戸っこたちの恋物語の劇中劇風に仕立てたものです。なかなか上演される機会の少ないこれらのオペラの抜粋をうまく、江戸芝居日欧物語としてわかりやすく見せてくださいました。カウンターテナーの青木さんと上杉さんの素敵な歌唱も楽しめました。
普通はちょっと親しみにくいかなと思われる、大昔のオペラもこのような趣向で楽しめたら、もっとファンも増えるでしょうね。BCJの鈴木先生の発案なのでしょうか。大変面白い企画でした。

実は17,8世紀にはさまざまなアリアを寄せ集め構成しなおして、物語を作り一曲のオペラに仕立てることが良く行われていたそうです。ということは、今回の「ヘンデルのパスティッチョ」は、洋と和がミックスされたことを除けば、まさにあの時代に行われていたかもしれないものだったといえます。


▼2003年11月23日 (日)   -- No.[17]

今日のテーマ曲:ショパン作曲ワルツ集  
ショパンのワルツは特にベースの音の動きが絶妙です。そして軽やかにかつ時の移ろいのように和声が変化してゆく。単純なようでいて、心にくい造り。弾いていてうっとりとしてしまいます。

今日は午後からずっとレッスンしていました。その場で生徒の音や顔つきまでもが変わっていく姿は楽しいものです。



▼2003年11月22日 (土)   -- No.[16]

今日のテーマ曲:早坂文雄作曲『春夫の詩による4つの無伴奏の歌」
三田文学会のスペシャルイベントで、三田祭でごったがえすキャンパスのなか、北館ホールで歌って来ました。  佐藤春夫さんは三田文学会でもあったのです。この4曲は一曲めの「うぐひす」以外はほとんど歌われることがありません。詩を朗読し、一曲ずつ全曲を歌わせていただきました。およびいただいた加藤宗哉先生からも好評だったと事務所のほうにお電話をいただいたようです。この4曲のアカペラは是非一度通して歌いたかったので、このような機会を与えてくださり感謝です。すでに佐藤春夫文学に造詣の深いかたがたばかりでしたのでよりいっそう、受け止めていただき、観客の皆さんからの波動にも支えられて良い舞台となりました。ありがとうございます。
私が前座を勤めさせていただいたあと、詩人の吉増剛造先生と奥様のボーカリスト、フランスからのギタリストによるシアターピースとでも呼べるのでしょうか、コラボレーションを体験いたしました。同じ舞台にたてて光栄でした。機会があればご一緒させてくださいねなんて、ヴォーカルのマリリアさんに気軽に話してしまいましたが、、、、

そして近くの中国飯店、これがうまい!!

僕にとっては11月はいつも特別な月です。今月もいろいろなよい出会いそして機会がありました。
皆さんに感謝!!




▼2003年11月20日 (木)   -- No.[14]

今日は今年最後の東京でのリサイタルでした
良いコンサートになりました。お客様からもパワーをいただいて。早速メールをいただきました。

「お疲れさまでした。帰ってきてからも興奮してます〓出だしから大好きな月の砂漠を…涙。涙でした。後は言葉になりません。感激し、独り占め。来て良かった。行って良かったです。感謝申しあげます。高い声が素敵でシビレました。誰よりも素敵でした。これからもノド大切にして下さいね。」

こはらつぶあんさんありがとうございます!

「私だって、立ち上がって拍手したかった。素晴らしい!って叫びたかった。バンザーイって言いたかった。下品でも指笛をピューって吹きたかった。何をする気にもなれず、気ばかりあせっていました。新宿に行く途中でも電車の中で気持ち悪くなって。でも、元気になれました。音楽って素晴らしい。ヒューヒュー」

ともこさんありがとうございました。

お二人からブラボーの掛け声をいただき、たって拍手してくださっていた方もいたそうです。舞台からは暗くてあまり良く見えなかったのですが。

あさっては三田文学で詩人の吉松剛三さんとも一緒の舞台です。
早坂文雄作曲の春雄の詩による4つの無伴奏のうた全曲をうたえるので楽しみです。





▼2003年11月19日 (水)   -- No.[13]

今日のテーマ曲 :沈黙
沈黙も時には必要です。親しいもの同士、沈黙して同じ共有できるかどうか。沈黙のなかに以心伝心のような空気がながれるのか。

一人きりで沈黙するなか、自分自身のなかの違和感に気づくことがあります。その違和感はどこから来るのか。違和感を取り除くにはどうすればいいのか。沈黙し心の奥をを見つめることで、本当の自分に対峙し、自分らしさを取り戻す道のりへ旅立つ。

歌の練習の時にも良く用いる方法です。歌を歌い歌詞をよみ
そして沈黙し、歌の世界と自分自身の世界の共通点を見つけるのです。


▼2003年11月18日 (火)   -- No.[11]

今日見つけたページ:それを続けていると、つまんない顔したオヤジになっちゃうから。
こちら

結局、のところ、いやなことはやるな!筋をとおして我慢しろ!

大賛成です!!!!!!

高橋がなり氏曰く
楽しい努力をしないと、いい顔にならないよ!!!


▼2003年11月17日 (月)   -- No.[12]

今日の舞台:ピナ・バウシュとブッパタール舞踊団
とうとう行きました。前々から名前だけは知っていましたが、どうも現代舞踊にたいして食わず嫌いがあり、見逃してきました。
先日見たスペイン映画「トーク・トゥーハー」で冒頭と終わりに彼らのテアタータンツが出てきて、心奪われてしましました。

というわけで、彼女が「今」そして「ダンスはいかに出来上がるか」そして「観客の感情も含めダンスとなる」ていうところが大変気に入りました。

もう鳥肌モン。おかしくて楽しくてあかるいけど、かなしくてまた人間社会の矛盾を感じて、、、
とにかく素晴らしい舞台です。
お客さんの反応はあんなものだろうか?ヨーロッパでみたらもっと笑いの渦やため息やそんな反応が直接ダンサーにも伝わるんだろうな

ちなみに楠田恵理子さんと東さんを見かけましたよ。でも僕の席のほうが真ん中でよかったよ。えへ


▼2003年11月15日 (土)   -- No.[10]

今日のテーマ曲 :ショパン作曲スケルツォ
華やかでかつ哀愁があって、心が落ち着きます。第一聞きごこちおいいきょくですもんね。

久しぶりの日記更新。なんかちょっと疲れていて。
巷では風邪がはやってますが、そうではないようなので、休養をとってました。
とはいってもギター合わせや、塚田先生のレッスン、小原さんとのあわせはありましたが。

今日お弟子さんの一人のソプラノのかたが、今度リサイタルをやるにあたって、地元に少し帰っておられました。彼女からのメール出元気付けられたので、載せます。


オリジナルミュージカルをやっていた仲間
に藤岡さんのCDを聴かせたところ、「深くて無理のない波を感じた。捕らわれない魂は>光を自ら放つ、求めるものはあるのに、永久の安堵得たいがためにとらわれること願う不条理を思いながら、ベルベットブルーはどこまでも深く、呼吸を繰り返すたびに私のなかに広がった。」という、ちょっと難しいメッセージをもらいました。
うーん深い


明日もばんばろうね


▼2003年11月 9日 (日)   -- No.[9]

今日の一言:人間の能力は、満足した時点でストップし、図
人間の能力は、満足した時点でストップし、図
に乗った時点で衰退していきます。


こんな言葉を胸にいいきかせて。

今日は今月初のオールオフ。

昨日は常磐津のかたがレッスンにいらっしゃいまいした。どのように変化してゆくか楽しみです。邦楽・洋楽とわずの舞台作ってみたいですね。


▼2003年11月 8日 (土)   -- No.[8]

今日のテーマ曲:月の砂漠
今日の第3回横浜世界平和祈念コンサートは月の砂漠がテーマでした。(今回第1部はジャズピアニストの中野さんが急病のため急遽、ギターの千葉さんと第1部を勤めました)

作曲家の佐々木すぐるという方は戦前に無名の作曲家としてこの曲を作り、9年間、各地の学校をまわりガリ版ずりの教材としてこの曲を広め、ようやくコロムビアと契約。そのとき彼は40歳を超えていたとか。

芸術家が生きてゆくということは、今も昔も変わらず大変なことのようです。

本日のコンサートでは、うれしい差し入れをいただきました。語学学習にDVDを活用していますが、仏語、伊語字幕のものは入試他のですが、独語字幕のDVDが見つからないということを以前、日記に書いていたのでしょうか。自分では忘れているのですが、、、

「点子ちゃんとアントン」という映画のドイツ語字幕つきのDVDと本をいただきました。海老名さん、本当にありがとう。演奏会にきてくださっただけでもありがたいのに、気に掛けてくださり、このようなプレゼントをいただき光栄です。ほんとうにありがとうございました。

毎日なんとなく日記を更新していますが、いろんな方からの反応をいただき、「ああみてくださっている人もいるんだな」と身の引き締まるような、また、ほんわか心が温かくなるようなそんあ心持でいます。

それではみまさまの明日からが、またすばらしい日でありますように。



▼2003年11月 7日 (金)   -- No.[7]

今日のテレビ:TBS「ヤンキー母校に帰る」確かそんな題名
はじめてこの番組をみました。北海道の余市にある高校の話です。不登校になった生徒たちを受け入れ、誰一人見捨てないと言う方針の高校。今日は引きこもりになってしまった生徒のお話でした。
札幌にいて道内あちこち行きましたから、風景を懐かしみました。そしてその内容は感動的なドラマでした。

しかし、なんとなく悲しい気持ちにも。かつて日本人には大義というものがあったのでは。志。自分ひとりの個人的なことではな志。昔の政治家や、侍や、お百姓さんや、職人さんにも。もちろん大衆を扇動して悪い方向に持っていったやからもいたけれど。哲学というか、英語で気楽に使えるa philosophyよりもうちょっと広い感じのもの。親から子へ、地域社会の年長者から年少者へ。

ニュースでは、渋谷のプチ家出の子が「何もかもつまらない」って涙を流してつぶやいていました。

あまりにこの世から大義や志が消えうせてしまったから、(大人の責任ですね)子供たちは自分ひとりの個人的世界観のなかで傷ついたままになって、どつぼにはまっているように思えるのです。

そういった意味で、人間って薄っぺらくなっているのかな?なんておもったりして悲しいのです。


▼2003年11月 6日 (木)   -- No.[6]

今日のテーマ曲 :バリオス「大聖堂」
ギターの曲です。ギターの音色ってどれも同じように聴こえていたけれど、ロメロ兄弟のCDをギタリストの千葉君から借りて聞いてみてびっくりでした。彼の音もいままでのギターの既成概念を破るようなまろやかではりのある音だったのでたずねてみると、ロメロを目指しているとのこと。納得。

今日は。ギターと歌の楽譜探し、そして千葉君宅で合わせ、今後の演奏会の打ち合わせ、最後になべパーティー。

身体の使い方で、僕が日ごろ実践しているある方法を実験的にギター演奏で使ってみてもらいました。するとやっぱり音が変わりました。より芯のある、楽器から離れて飛んでゆく音。ピアノのレッスンでも効果があったので、ギターではどうかと思い、他の人もいるところで実験。第3者の意見を聞くとはっきりわかりますから。内容は秘密です(笑)。まじ。

というわけで夜も更けました。


▼2003年11月 5日 (水)   -- No.[5]

今日のテーマ曲:ジェシー・ノーマンmeetsミシェル・ルグラン
たまたま某作曲家に貸してたこのCDを返してもらってかばんに入れたままたちよったカフェで、このアルバムがかかっていました。マスターと大笑い。演奏がめっちゃいいです。企画もの一丁あがり!てのりとは違って丹念に演奏され創られたCDです。

僕のCDを新星堂で見つけられないというメールが幾つかきてます。あきらめずに、店員さんに聞いてみてくださいね。横浜相鉄ジョイナス4階のクラシックコーナーですよ。

今日はNHKの日本賞(世界の教育番組に与えられる賞)の受賞式とその後のレセプションにご縁あって呼ばれしてきました。プロデューサーの木村天山氏はいつものように着物で、それもまたゴージャスなやつを着ていたので、多くの着物の方々の中でも群を抜いて目立ってました。帰りによったショットバーで、誕生日の女の子に遭遇。彼氏の計らいか、happy birthday の演奏とケーキつきでみんなで拍手。泣いてました感動して、、、と思ったら顔見知りの女の子、横浜のゴスペルグループのメンバーでした。(世間は狭い)

今日の日記はだらだら書きになってしましましたが。
日本賞の印象は、、結局どんなにテクノロジーが進歩して映像にこれるようになっても、感動は、人間の生の生活そのものにある、ということでしょうか。

音楽も、その他の芸術も結局そういうことかも。


▼2003年11月 4日 (火)   -- No.[4]

今日の一言:成功者の多くが、良い状況では気づかなかったチャンスを失敗や逆境の中
から見出しています。

この言葉はある成功哲学の本からの引用です。が、、しかし今までの成功哲学って少し違うなって感じる今日この頃、最近、オフィスTW2の木村天山氏がメルマガを発刊しました。「成功の条件〜仕事で私生活で生きる新しい成功哲学」新しいという名のとおり、目からうろこかも。
こちら でマガジンIDは m00101302 です。またバックナンバーは左ボタン「藤岡とその仲間」のオフィスTW2のHPよりはいっていただければ見れます。

チャンスの女神は前髪3本、って聞いたことありますか?チャンスに対する感受性を磨くのって大事なことですよね。物事をとことんプラスに考えてゆくことって難しいですが、豊かに生きてゆくうえで重要なことだと感じます。

おとといのコンサートに出演されたヤマキタ・ケンイチさんのドラムのCDを聴きました。すばらしいの一言です。クラブ系のスーパーウファーの大音量には耐えられないけれど、これなら気持ちよく縦乗りできます。ガムランにもにた不思議な精神の高揚を与えてくれる音楽です。



▼2003年11月 3日 (月)   -- No.[3]

今日の絵画:浜口陽三さんの版画
最近一番感銘を受けたアートです。知る人ぞしるという画家なので是非多くの方に見ていただきたい。

奥行きが、心の奥行きがすごいです。
絶対とりこになるはず。

今度その美術館で演奏会をすることになりました。あの絵にかこまれてうたうなんてなんて気持ちいいんだろう。かんがえただけでわくわくします。是非インターネットで検索して美術館をおとずれてください。そのときは藤岡から聞きましたっていってくださいね。キュレーターの女性2人は僕のコンサートにもよく来てくださいます。


今日は「アート展」最終日、コンサートは多国籍音楽!なかなか著名なグループも出演で大いに盛り上がったそうです。残念ながら今日は僕はいけなかったんだけど。来年の6月には「垣根を越えたコンサート」2時間半ぶっ続け、を開催する話がまとまったらしいです。こういった企画は楽しみですね。札幌のアート展にはバリからわざわざ駆けつけた大学教授がいたり、今回もバリから製作者が来てました。とっても素敵な人たちです。

僕もコンサートではできるだけクラシックの型にはまらないように心がけたいな、もちろん心休まる空間にするようにと言う点はかえないけれど。

8日土曜日は「世界平和祈念コンサート」盛りだくさんです。第一部はジャズピアニストの中野さんが急病のため僕が勤めます。ギターの千葉君と。

だんだん気の合う、心持の優しい、音楽をアートを愛する人々との出会いに恵まれてきていて幸せです。


さてこうやって書いている日記をみているかた。感想とかあったらぜひメールくださいね。インタラクティブなHPにしたいです。


▼2003年11月 2日 (日)   -- No.[2]

今日のテーマ曲:プッチーニ作曲歌劇「トスカ」より「歌にいき恋に生き」
再びこの曲。今日は新大久保のスタジオヴィルトゥオージで「表現することは素晴らしいアート展」と「音楽は心にやさしいコンサート」がありました。

アート展とコンサートを同時開催する試みは3回目、札幌ではアート展のみ2回開催しています。あらゆるジャンルのバリ絵とかバティックとか、いろいろ。会をかさねるごとに盛況になっています。で、今日はコンサートのクラシック編でした。僕の生徒のソプラノがこの曲を歌いました。彼女の進歩には目を見張るものがあります。もともと感性が豊かで、でもそれを表に出す出し方がわかってなかったのだと思います。いろいろな先生たちはこまごま弄繰り回すしね。彼女も2月にはリサイタルをします。彼女の変化を良く知っているかたがたも応援してくれているようです。

主婦だろうが、会社員だろうが、自分のやりたいこと見つけて打ち込む、ひとつのことに一生懸命になることで、自分のすべてが見えてくると思います。同じに、人間のすべてもね。

一人を愛しきることで人類全体を愛すことができるように。


▼2003年11月 1日 (土)   -- No.[1]

今日のテーマ曲:バッハ作曲マタイ受難曲より「憐れみたまえわが神よ」
バッハのアルトのアリアのなかでもとりわけ美しくまた難易度も高い曲です。幾度となく歌ってきましたが、奥が深いです。言葉とバッハの旋律と和声と、そして様式感。今宗教曲を学び直しています。近いうちにまた演奏会で皆さんに聞いていただきたいと思っています。自分なりの新しいバッハ像を再現できたらと思います。

小林道夫先生のレッスンは非常に細かく、丁寧で、毎回目を開かれます。でもやはりこの曲が僕には難しいようです。ほかのものはあまり言うことがないとおっしゃってくださっても、この曲になると時間があっという間にたつのです。

学ぶことが多いから人生は楽しいのでしょうね。