ピアノの音は、非常に野蛮な音であり、通常あれを引き続けるということは、人格破壊を招くことにもなりかねないと考えています。
あの民族にしての、あの楽器です。私の音楽史を参考にしてください。
あれほど許容範囲のない音を求めるピアノです。音には、許容範囲があって、音の素晴らしさがあると、考えています。ですから、ピアノを弾く、プロとして弾く場合に、心の許容範囲が必要だと思います。
ピアノ弾きの大半が、通常の神経でないことは、ピアノの曲を創作した人の生活、性格をみれば理解できます。
さて、辻あやかの指導ですが、今は、子供に指導することは許していますが、物理的に、教えることは出来ない状況です。自分のテーマのソロ練習の他に、事務所主催のコンサートの伴奏があり、来年は木村天山との日本の歌の伴奏をしなければなりません。
時間がありません。
どうしても、辻あやかに師事したいという場合は、オーディションを受けてもらいます。レッスンの時間も限られます。
ピアノは楽しみで弾いていることが理想です。あれは人間がマジになって取り組むものではありません。
例えば、10時間練習するなどの話を聞くと、狂っているとしか思えませんし、長く練習すればいいものでもないと思います。才能が無い場合は、即座に諦めるか、楽しみ、趣味で弾く程度が理想です。
日本人の感性を持っていれば、あれは別感性のものです。
私が嫌いなピアノを辻あやかが、私の好きな、好きになるであろうピアノの音にしてくれているので、かろうじて聴くことが出来るのです。
ピアノ演奏で感動しているというのは、音に対して根本から、ある狂いがあるのです。
それは、またいずれの時に。
私は、虫の音を長く聴いて楽しめますが、ピアノの音では長く楽しめません。しかし、欧米人は、虫の音を雑音として聞きます。この感性の違いです。