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スピリチュアルについて

スピリチュアルについて言う。
このところ、マスコミを始めとして賑わしている。書店にも、ハウツー物の本が多い。

それらは、スピリチュアルというものを、非常に狭めている。
それの前進は、スピリットである。霊、魂、精神等々の意味がある。
特に、医療、看護の世界の言葉だった。
中でも、末期医療に従事する方々がテーマとした。
死を前にした人を対象にする、医療と看護である。
ホスピスという言葉もある。

スピリットに準じてと、私は訳す。
つまり、人間の最大の尊厳を総称して、スピリチュアルという。
霊が見える。オーラが見える。死者が、何かを言う。興味本位な、ある種の人生に対する逃げのような、心霊のことではない。

シュバイツァーは、「命の尊厳」を訴えた。
そして、生涯を医療に賭けて、命の尊厳を表現した。

人間の霊性ともいう。
人間には、霊性があるという価値観である。
それが無ければ、人間もただの物ということが出来る。
本来の意味を、正しく若者に伝えるべきだと思う。

ある種の特殊能力、では無い。
皆に求められる精神活動である。

私は、精神と、心と、魂とを、区分けして考える。
心とは、霊である。
精神は、言葉の世界、心の言語化である。
魂とは、人間の最も尊ばれるところの働きである。ここに、尊厳がある。

日本スピリチュアルケア学会というものが、立ち上げられた。
医療関係者と宗教家が多く参加している。
実に、有意義な集いであると思われる。
期待する。

ここで問題なことは、精神、心、魂にしても、欧米の思想を主にした言葉の扱いである。
本来、日本語、大和言葉での言葉の理解を必要とするが、皆々、それには気づいていないようである。
大和言葉の意味に気づけば、理解は、もっと早くなる。

スピリチュアルはオカルトではない。
オカルトの要素もあるが、それが、すべてのようなものではない。
名乗ることは勝手なことだが、人間の崇高な人間性に関わることを、単純なオカルトにしてはならない。

一つだけ言う。
大和言葉の、魂の意味である。
たアまアしイいイである。
たは、手である。まは、間のまである。しは、イの音霊、受け入れるということである。
手と手の間、それを受け入れる。
手と手の間とは、作物、獲物を手渡しで分ける。それを受け入れる。
つまり、集団生活の規則である。
分け与える行為を、たましいと言う。
想像していた意味と違うはずである。

魂とは、集団の意識。ユングに言わせれば、民族の集合意識を言う。
大和言葉の意味である。
つまり、祖先につながる意識を魂という。
人間の崇高さ、尊厳を魂にあるというのは、大和言葉では、祖先につながる意識という意味になる。
これ、スピリットの意味である。

単純な、霊の動きではない。また、オカルトにある霊現象ではない。
その、スピリチュアルである。
魂的なもの。

私が伝統と言う時、それが必ず前提にある。
大和魂とは、伝統なのである。
大和の民の集合意識を有する、それを魂と言う。
英語のスピリットは、非常に狭い意味になる。
必ず神という絶対者が出てくる。人間と対立する存在を置く。そこに限界がある。しかし、現在、この欧米の言葉の意味を持って、精神に向かおうとする。誤りではないが、手薄である。

日本の医療関係者、及び宗教関係者に言う。
日本の本来の言葉の意味を明確にしてから、人間性にある尊厳すべき、魂の扱いを考えるべきである。
そして、個々人が有する、心である。
欧米のスピリットは、心に近い。心は、霊である。目に見えない。
これも、大和言葉から、考えるべきである。
しかし、今は、省略する。

ホスピスケアでも、何が主かは、死を前にした人の心の有り様である。
死と、どう向き合うか。死を、どのように受け入れるかである。
その時、必要なことは、伝統である。
祖先の意識に合流することの魂を、説くことである。
その時、初めて、心霊というものの考え方が必要になる。
心霊は、個々人の心である、霊である。
死によって脳の働きが止まった後での心の働きである。
しかし、これ以上になると、オカルトと勘違いされるので、止める。

死者の声を代理として、紹介する程度の霊能力では、解決しない。
イタコではない。
その程度で、安心するならば、終わっている。
スピリチュアルを、大和言葉にして言えば、大いなる和らぎの心の有り様である。
大和魂を、戦争時の言葉と勘違いしないように。

大和の民の魂の有り様は、大いなる和らぎにあるということ、明確である。

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2007年05月10日 01:30に投稿されたエントリーのページです。

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