« イスラム13 | メイン | イスラム15 »

イスラム14

96歳のアブラハムは、再び神の約束を受ける。
「私は全能の神である。私の前に歩み、全ったきものであれ、私はおまえと契約して、おまえの子孫を大いに増すであろう」

聖書は、旧約、新約とあるが、この約とは、契約という意味である。
実に、契約が好きである。
欧米が契約社会であるのは、ここから、もたらされた。

その際、神は、アブラハムに、その守るべき、義務について説明する。

その一、アブラハムは、多くの民族の父となるはずだから、今度は、アブラムではなく、アブラハムと改名すること。
アブラムから、アブラハムに改名である。アブラハムとは、多くの人の父という意味である。
その一、ヤウエとの契約はアブラハムとその子孫までにも、永遠に続くこと。
その一、アブラハムも、その子孫もカナアンの地を所有し、男は皆、契約のしるしとして割礼を受けるべきこと。
今で言えば、包茎手術である。これにより、多くは包茎だったということがわかる。
この割礼を意味を明確にした、神学的論評はない。

日本の自衛隊は、隊員に包茎手術を受けさせる。長い訓練や、風呂に入られない状態にある時に、不潔だからである。勿論、それで、ペニスの力が強くなり、別な意味で助かる男もいる。亀頭を強くするのだから、セックスに強くなる。つまり、亀頭を刺激に強くするということである。ああーー

その一、妻サライの名をサラに改名すること。

神はサラを祝福して、翌年サラに子を産ませる。
アブラハムは、喜び、そして、「百歳のものに子供ができる。そして九十のサラが子供を生むだろうか」と、笑ったので、生まれる子の名前は、笑うという意味の、イサクと名づけるように、神は命じた。

ついでに、神は、アブラハムの熱心な願いを聞き入れ、アガルの子のイスマエルも祝福し、その子孫を多く増やし、そのうちから、十二人の族長が出ることを約束した。前回も言うように、アラブ人である。

ここで、利己的な遺伝子を書いた、生物学者リチャード・ドーキンスの「神は妄想である」という分厚い本から、引用する。
「旧約聖書の神は、おそらくまちがいなく、あらゆるフィクションのなかでももっとも不愉快な登場人物である。嫉妬深くて、そのことを自慢にしている。けちくさく、不当で、容赦のない支配魔。執念深く、血に飢え、民族浄化をおこなった人間。女嫌い。ホモ嫌い、人種差別主義者、幼児殺し、大虐殺者、実子殺し、悪疫を引き起こし、誇大妄想で、サドマゾ趣味で、気まぐれな悪さをするいじめっ子だ。私たちのうちで、子供のときから彼のやり口を教え込まれた者は、その恐ろしさに鈍感になってしまうことがある。」

後々、このドーキンスの著作から、多くを引用する。
キリスト教国にあって、実にバランス良く、彼らの神の正体を観たのである。

創世記、出エジプト記を書いた者は誰か。その者の、性格なのであろう。いずれ、別の形で、じっくりと書く。

最初の、神は、われわれはと、複数形であることを言った。その彼らは、皆、男である。ここに、ある秘密がある。
女の創造を、男のわき腹の一本の骨から、作ったというのであるから、実に、女を嫌ったといえる。
女は、子供を生む機械。
厚生労働大臣に聞かせたい。神まで、そういう考えであること。彼は、それで、ユダヤ教に入信するかもしれない。

男は、セックスを大いに楽しむために、亀頭を鍛えるべく、割礼をする。後に、女も割礼をする部族も出るが、何と、それは、もっとも女の性感帯の重要部分である、クリトリスを切るというものである。
ここまで、女を憎むのも、たいしたものである。

男尊女卑など、ぶっ飛ぶ考え方である。

さて、上記、神がアブラハムに契約した。
その続きがある。
アガルの子イスマエルの契約もしたが、神は「しかし、わたしの契約は、来年の今頃、サラがあなたとの間に産むイサクと立てる。」と言う。

ドーキンスが言う、人種差別主義が、この時から、見えるのである。
すでに、イスマエルの子孫と、イサクの子孫の対立を、予告するのであるから、とんでもない、人である。いや神である。

人格神というが、それは、単なる人と同じであるということである。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://countertenor-nobuo.com/sys-tenzanblog/mt-tb.cgi/314

コメントを投稿

About

2007年07月11日 17:11に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「イスラム13」です。

次の投稿は「イスラム15」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。